東大寺法華堂、修理で8月1日から拝観停止

 東大寺は、「天平仏の宝庫」と呼ばれる法華堂を8月1日から2013年3月末まで拝観停止にする。

 仏像を安置する須弥壇の修理に伴う措置。国宝の日光・月光両菩薩立像などは新たにオープンする境内の「東大寺ミュージアム」に移すため、堂内で拝観できるのは31日限りとなる。

 法華堂は奈良時代の建立で、本尊の不空羂索観音菩薩立像など仏像16体を安置し、うち7体を公開中。

 ミュージアムでは開館予定の10月10日から特別展「奈良時代の東大寺」が開かれ、日光・月光両菩薩立像も公開される。