32回参拝
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書写山の山上にあり、康保3年(966年)、性空(しょうくう)上人の創建。「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称された巨刹である。京都から遠い土地柄でありながら、皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かった。
性空、康保3年(966年)、57歳の時、書写山に庵を結んだのが寺の始まりであるという。『遺続集』によれば、天人が書写山内の桜の霊木を賛嘆礼拝するのを見た性空は、弟子の安鎮に命じて、生木の桜に如意輪観音の像を刻み、それを覆うように堂を建てた。これが如意輪堂(現摩尼殿)の創建で、天禄元年(970年)のことという。
花山法皇は、寛和2年(986年)来山して圓教寺の勅号を与え、米100石を寄進。性空はこの寄進をもとに大講堂を建立したという。
花山法皇勅願の「円教」という寺号には、輪円具足を教えるという意味がある。円の形は徳において欠けたところがなく、人間として最も成就した状態を象徴していることから、自己完成の道を教える寺ということになる。性空と結縁した法皇は、性空の姿に崇高な僧侶本来の姿を見たのである。
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姫路書写にある圓教寺に行って来ました。
JR姫路駅北口からはロープウエイ乗り場までバスがあります。1時間に3本あり、姫路駅バスターミナル 10番乗り場。圓教寺まで30分くらいだったかな!始発は6時40分から、270円。
ロープウエイは15分ごとで片道600円、往復1000円。
車はロープウェイ乗り場に無料駐車場があります。
2012.01.15追加
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