五流尊瀧院

五流尊瀧院とは、岡山県倉敷市林に所在する修験道の寺院。本尊は十一面観音。天台修験系の一宗派である「修験道」の総本山である。
修験道の祖と言われる役小角(役行者)の弟子で義学・義玄・義真・寿玄・芳玄らを中心に熊野本宮大社の御神体を捧持したとされる。大宝元年(701年)3月、神託を得て現在の熊野神社の地に紀州熊野本宮を遷座し、5人の高弟それぞれが尊瀧院、大法院、建徳院、報恩院、伝法院の五流の寺院を建造した。中でも尊瀧院が中心寺院となった。
奈良時代に入ると皇室の熊野崇敬と相まって天皇の崇敬を受け、天平12年(740年)聖武天皇が児島一円を社領として寄進した。天平宝字5年(761年)には紀州熊野と同様の社殿(十二社権現宮)を整え、付近の木見に諸興寺と新宮を、山村に由伽寺と那智宮(現・蓮台寺、由加神社)を建て新熊野三山とした。

五流尊瀧院

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